Portable Water Tank
可搬水槽

容量:10,000L

展開時寸法:W300㎜×L3000㎜×H740㎜

収納時寸法:W200㎜×L3000㎜×H740㎜

重量:40㎏

機器の特徴

大口径のドレンスリーブ
水槽を素早く空にできるように設計された大口径のドレンスリーブは、何かで結びつける必要がなく、素早く降ろすことが出来るため、貴重な時間を節約し、緊急時における操作の手間を軽減します。

安全なヒンジ構造
外枠に組み込まれた安全ヒンジにより、展開、設置および収納中での挟まれ事故を防ぎ、消防士を保護します。また、ライナーの摩耗を軽減し、繰り返し折りたたんでもタンクの寿命を保証します。

頑丈なグラブハンドル
3つの頑丈なグラブハンドルがライナーにしっかりと接着されているため、タンクの位置変更と排水がより迅速かつ安全になりました。ハードな使用のために組み込まれたこれらのハンドルを掴み上げることにより、水を素早く排水することが出来ます。

クロスロープ
タンクに標準装備されているこれらのロープは、タンクが満タンになったときに内部サポートとして働き安定性を高めることが出来ます。

操作上の優位性

農村部での給水
消火栓が利用できない場合、可搬水槽はタンク車にとって信頼できる給水、貯水場所を提供します。消防士は可搬水槽から直接吸水することで消火作業を継続することが出来、離れた場所に送水するラインを維持することができます。

タンク車のシャトル運転
可搬水槽は、シャトル運転中の中心的な給水、貯水場所として機能します。タンク車が火事現場と給水場所の間を回っている間、可搬水槽は所定の位置に置かれ、遅滞なく継続的な送水を維持します。 

ジェットサイフォンによるタンク連結
大きな容量を必要とするケースでは、ジェットサイフォンを使用して2つ以上の可搬水槽を連結し、より大きな貯水量と使用可能な水の量を確保することが出来ます。この設置方法により、オーバーフローが防止され、補充の待ち時間が短縮され、全体的な消火効率が向上します。

相互補完、協力
複数の消防署が異なる資機材を持って集まった場合、可搬水槽は送水のために共有できる作業場所となり、相互運用とチーム間の迅速な協力、展開を可能にします。

限られた人員での初期消火
小規模な消防署や早く到着した消防署員の場合でも、最小限の人員で可搬水槽は設置できます。軽量なフレームと簡単な組み立てにより、応援部隊が到着する前でも送水作業を迅速に開始することができます。

遠隔災害支援
近付きにくい地域では、可搬水槽をピックアップまたはUTVで搬送し、茂みの火災、田舎の建造物の火災、あるいは舗装されたアクセスポイントから離れた所にある支援資機材の一時的な貯水槽として使用できます。